2013年02月18日
極寒のカザフスタンで2月に咲いた日本の桜の報道を見て思う「新しい地球の時代」
ユーラシア大陸の中心的な話題と出来事はカザフスタンで
先日の、ロシアの隕石の被害に遭った地域は、 チェリャビンスクという州だそうで、地図としては下のあたりになると思われます。
ロシアの、カザフスタンのすぐ北というか上。
やけにスケールとして大きな地図にしていますが、今回、他にいろいろと出てくる地図と合わせて見る上で、このほうがわかりやすいですので、このスケールにしています。
そのカザフスタンで、今日、「日本人から 40年前に贈られた桜が開花した」という報道があったんです。下がその記事。
内容は下のようなものです。
Kazakh Zerno 2013.02.17
北カザフスタンのペトロパブロフスクにある植物園で桜が開花した
カザフスタンのペトロパブロフスクにある植物園で、桜が開花した。植物園のラヴィル・リャザポフ主任農業技師によると、桜が最初に開花したのは2月14日のバレンタインデーの日だ。
リャザポフ技師によると、「私たちの植物園にある素晴らしい桜の木は、40年以上前、私がモスクワにあるロシア博覧センターを訪れた時に、日本の大使から贈られた桜の苗木なのです。その桜の木は、私たちの大陸性気候になじみ、毎年、豪華な花を咲かせて、植物園を訪れる人たちを喜ばせているのです」と言う。
また、リャザポフ技師は、「日本の暦には、桜の咲く日とする日があり、日本の人たちは桜を毎年楽しみにしています。毎年2月にその月が訪れるのです」と語った。
桜の花は開花期間が短いために、その短命さがこの世のはかなさと結びつけられ、日本では尊ばれているのだという。
全体的には、とてもいい話で、日本も絡んだりした話です。
ちなみに、記事の写真は何の説明もないので、イメージ写真かもしれません。というのも、他のロシアの同じ内容の記事では、下の写真が掲載されていて、どちらが本当か、あるいはどちらもイメージ写真なのかがわかりません。
▲ ロシアの声より。
まあ、いい話ではあると思うのですが、ただ・・・。「カザフスタン北部の2月の気温ってどのくらいなんだ?」
と、やはり思います。
上に出てくるペトロパブロフスクという町は地図の下のあたりです。
カザフスタンは昨年 2012年の「寒波報道」では、世界で最も有名になったところでもあるのです。
2012年のクリスマスに世界に配信された「カザフスタンの異常な寒波」
昨年2012年12月にカザフスタンの中部の町で、「マイナス59度」という気温が記録され、その町のアパートの内部が大変なことになってしまったということが報道されていたことがあります。
したはその記事で、タイトルは「マイナス59度を記録して建物内部が凍結してしまったカラガンダのアパート」というものでした。
▲ 写真は、spoki.tvnetより。
そのカザフスタンのカラガンダという場所は、地図で下です。
このカラガンダの位置は、今回、2月に日本の桜が咲いたペトロパブロフスクより南にあたります。なので、普通に考えれば、桜が咲いたペトロパブロフスクはさらに寒かったという可能性もあるわけです。
カザフスタンの平均気温を見てみますと、地方によって多少違うとはいえ、北部だと下のようになるようです。
2月だと、平均で「最高気温でもマイナス12度」。
「そんな場所で2月に桜・・・?」
桜の記事では気温や天候のことにはふれられていませんので、そのあたりはわからないですが、平年通りだとしても、桜の咲くような気温だとも思えないです。
あるいは、温室?
しかし、樹齢 40年目の桜の木が温室にあるというのも、どうも違和感があります。
ちなみに、「2月の桜」という部分にしては、桜の種類によっては日本でもあるのだそう。たとえば調べてみると、「河津桜」というのは2月に咲くのだそうで、「河津桜まつり」というようなサイトもありました。
川津というのは伊豆半島にあるらしく、とても温暖な場所であることと、また、この河津桜という桜自体が、 Wikipedia によりますと、
1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。また花期が1ヶ月と長い。
というもののようです。
まあ、もちろん、カザフスタンの桜の種類はわかりません。
しかし・・・考えてみれば、日本の大使が40年前にカザフスタンの植物の専門家に贈った桜の木が、それから40年間、枯れることなくカザフスタンで花を咲かせ続けているという何だか「親善な話」ではあり、そういうことでは、もっと楽しい話題として報告することなのかもしれません。
ちなみに、上に挙げた「隕石の爆発」、「2月に咲いた桜」、「氷点下59度」の地点は下のロシアからカザフスタンの円の中に収まる範囲で起きています。
単なる偶然だとは思います。
しかし、「偶然」という言葉の意味のとらえ方は人により様々でもあります。
場合によっては「必然」と同じ意味にする人もいます。
プレートに沿っての地質的な出来事が続いている
ところで、先日の記事、
・今年起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
2013年02月03日
で、「リング・オブ・ファイヤー (環太平洋火山帯)」と呼ばれる地帯のことを書きました。そこに下の図を載せました。
▲ 2013年1月30日からの1週間のマグニチュード6以上の地震。今、見ると、チリの地震の日付けが間違っていました。1月30日です。
今回、ロシアからカザフスタンの話を書いていたのですが、最近、ロシアの極東部の「大きな地震が折ることは極めて珍しい場所」で地震が起きました。
2月14日のバレンタインの日ですから、隕石が爆発する前日のことですが、ロシアの極東の地といえるヤクート・サハ共和国で、「マグニチュード6.6」という、当地としては異例な規模の地震が起きました。
日本では、マグニチュード 6.6はそれほど希なことではないですが、このあたりでは「まずない」ものです。
それが気になりましたので、この2週間の間の、世界での顕著な地震について、自分で地図にしてみました。
下のようになりました。
赤黒い線はプレートの境界を示しています。
北朝鮮での核実験によるマグニチュードの検出がありますが、大きな地震はほぼプレート上で起きています。
ロシア極東のヤクート・サハ共和国の地震も珍しいと思っていたのですが、上の図で見ますと、プレート上であることがわかります。
しかし、この中で、唯一プレートの境界線上ではない地震が、カザフスタンでの地震でした。
ここも、ふだんは地震などは起きない場所です。
桜。
隕石。
地震。
それぞれ関係ないとはいえ、それぞれに興味を持たせてくれることが続けて起きているようにも思います。
今は隕石のこと、つまり空からの「侵入者」のことが言われていますけれど、たとえば、中世の神秘学の知識としての「エメラルド・タブレット」には、
その作用と力は完全です。それが地に転換されれば、偉大なわざによって大地から火をつくり、粗雑なものを精妙なものに変えることができます。
それは地上から天へ昇り、また再び地へと戻り生まれ変わります。
そして、上のものと下のもの両方の力を身につけるのです。
と「天と地は同じ」とあり、あるいは、「日月神示」にも、
空に変わりたこと現れたなれば、地に変わりたことがあると心得よ、いよいよとなりて来ているのざぞ。(天つ巻13帖)
と「天と地は連動している」と読める箇所があります。
これは、過去記事の、
・ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」(1)
2012年09月23日
などで自分でも気づいたことですが、「上からも下からも同時に来る」ということはあるように思っています。
上は宇宙。
そして、下は地球。
あるいは「上」は、彗星や小惑星。
「下」は、地震や火山の噴火。そして、新しい大陸の浮上や沈降です。
NASA の人がロシアの隕石事件を「100年に1度」と言いましたが、それが「1年に1度」、あるいは「1週間に1度」というような時が来るのではないか、ということを昨年から書いていましたが、今でも同じように思います。その根拠は、「過去がそうだったから」だけです。
地球や宇宙はサイクルの中にあると考える以上は、過去に起きていた時代はまたいつか来るということで、それは有史以来の文書でも確認できます。
別にそれは悲劇ではなく、むしろ私たち「人類が宇宙と密接だった」ということを知ることのできる機会なのだと思います。
そして、その時代には重要な「意味」があると思います。
恐怖だけではない、もっと重要な意味です。
それをこれから具体的に考えていきたいと思っています。
曖昧にわかっていることとしては「人類の進化」です。
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