2013年02月15日
太陽系内の「彗星と小惑星の数と配置の状況」に心底驚いた今日は小惑星 DA14 が最接近する日
▲ 2月14日の NASA サイエンスニュースは、小惑星による地震(揺れ)についての記事を掲載していました。Possible Seismic Activity on Asteroid 2012 DA14より。
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今日こそ、先日の「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」の続きを書こうと思っていたというか、途中まで書いていたんですけれど、書いている途中で、また「スゴイもの」を見つけまして、そちらを先に書きます。
あと、今日の深夜(2月15日)から未明に、1ヶ月ほど前に記事にした、
・2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに
2013年01月12日
の小惑星 2012 DA14 が地球にもっとも近づくのですけれど、「小惑星接近によって地震が起きるかもしれない」ということが複数の科学者によって述べられています。地震というか、「大気を含めた地球と地球周辺の揺れ」というような意味のことのようですが、重力の関係で起きるもののようで、しかし、起きるか起きないかは「わからない」ということのようです。
上に載せましたのは、今朝見た NASA のニュース記事です。
この小惑星 2012 DA14 についての記事が、今日のスペースウェザーにわかりやすく書かれていましたので、これも後でご紹介いたします。
まず、その「スゴイもの」と思った図を先に載せておきます。
太陽系の中の小惑星の真実
そのスゴイものは、 下の図です。
これは NASA のジェット推進研究所の「Inner Solar System Orbit Diagrams (内太陽系軌道図)」にある「2013年1月1日の彗星と小惑星の軌道図」いうものです。
太陽から木星までの太陽系の範囲を示していますが、いろいろな「点」などがあります。さて、これは何を示しているのか。
ジェット推進研究所のページの説明をそのまま書きますと、
・黄色のドット(点)が小惑星
・矢印が彗星
だそうです。
拡大しますと、こういうことです。
この数はもう・・・無数という単位でいいのかと思いますが、しかし、驚いたのは、この「数のことだけではない」のです。
よく見てみますと、火星の軌道の外側に「待機しているように」多くの小惑星があり、火星の軌道の内側になると、その数は極端に少ないことがわかります。まるで、火星の軌道が何かの「壁」というような形でも示しているようにさえ見えます。
拡大しますと、よくわかります。
火星の軌道の内側に少ないとはいっても、それでも地球周辺だけで数十の単位では黄色い点が見えますが。
久しぶりに「宇宙と人体の相似」を思ったり
それにしても、上の図を見ていると、比喩としてよくないのはわかっていますが、「受精みたいだなあ」と思います。
下の図は、銀座レディースクリニックというところにあったものですが、それと対応してしばらくボーッと上の太陽系の図を見たりしておりました。
火星の軌道が「細胞胞をとりまく透明帯」というものに相当すると考えると、この図で言うところの「第一極体」とか「第二極体」など、それぞれ、「ああ、これが地球で、こっちが水星で」などと考えていましたが、まあ、こういう「宇宙と人間の対応の話」を始めてしまうと、話がどこまでも逸れてしまいますので、ここ数ヶ月は意識的に書かないようにしています。
それに、こういうことは、「言葉に出さないで、そのことが、いつか実際に自分で感じられるほうがいいだろうしなあ」
と思ったことがある、ということもあります。こういうことは、本来、言葉や理論で説明するようなものではないはずなのに、昨年あたりまでは、あまりに「言葉と理論で理解すること」にこだわり過ぎていたという反省もあります。
いずれにしても、とにかく、上のように、「太陽系の姿」というのは、もう「まったく完全に生きている宇宙の縮図」であると感じます。
常に動いていて、何らかのサイクルがある。
太陽系、その上の銀河系、その周囲の宇宙、そして繰り返し。
その宇宙は最終的に、もしかしたら、上の「太陽系と受精の様子の相似」のように、私たちの最も身近なところに行き着くものなのかもしれないですが、いずれにしても、これだけの活発な流星体の活動の中、地球があって、そこに地球と共に生活して生きていられるという一種の奇跡を私たちは噛みしめてもいいのかもしれないのかもと思ったりいたします。
さて、ここからは今夜、地球の間近を通過していく小惑星 AD14 について少し書いておきます。
基本的には地球に衝突しないと思われますが、NASA などの記事や、あるいは多くの科学者が「地球の揺れ」や、あるいは、衛星などへの影響についての可能性については述べています。
現在の天体観測体制の中ではもっとも地球に近い場所を通過していく DA14
この小惑星 DA14 は「地球に危険性を持つ天体の観察が恒常的に行われるようになってから、これほどの近距離をこれほどの大きさの天体が通過するのは初めて」ということもあり、いろいろな意味で、その影響の観測に注目が集まっているようです。
最も地球に近づく際には、下のような距離関係となるようです。
ただ、重力の影響により、大きく逸れる(離れるか近づく)という可能性はあるようです。
▲ NASA が公開したビデオ Asteroid 2012 DA14 to Safely Pass Earth (小惑星 DA14 は地球に危害を与えずに通過する) より。
地球に最も接近するその時間なんですが、NASA の時間が世界標準時なのか、米国東部の時間なのかわからなかったのですが、ナショナルジオグラフィックにこのようにありました。
米東部標準時2月15日午後2時24分(日本時間16日午前4時24分)には、東インド洋スマトラ沖の上空2万7700キロを通過するまで接近する見込みだ。月までの距離の10分の1しかない。
とのことで、一番近づくのは、日本時間では、2月16日の明け方くらいのようですね。
再接近する時に通過する場所は、スマトラ島の上空のようです。そして、こちらによりますと、欧州、アフリカ、アジア、オーストラリアなどからは望遠鏡で観察ができるそうです。
今年はとにかく、彗星なども含めて、非常に多くの天体が地球の近くにやってきますので、天体ファンには嬉しい年だと思います。あるいは、大量絶滅ファンの人などにも、場合によっては、これまで何度もあった「大量絶滅の始まり」の瞬間を見られる可能性もあるわけで、いろいろな人の期待が膨らむ 2013年から 2014年だと思います。
ネアンデルタール人から現生人類に変わったように、人類といっても、いろいろと変転していくのがこの地球のようで、今の状況を私自身は「その人類の種のひとつの究極(あるいは限界)」と感じていますので、時期的にも、いいのではないかと思っています。生命の根本的なメカニズムを書き換えて(しかも一斉に)変異させられることができるのは、ウイルスやファージのような「生物ではない微生物」しかいないわけで、それらはみな宇宙からやって来て、多くは彗星が運んできます(これに関してはもう間違いがないと思います)。
さて、今回は、スペースウェザーの記事をご紹介して締めたいと思います。
ここからです。
ちなみに、「この小惑星 2012 DA14 は地球に衝突はしない」というところが太字になっていますが、オリジナルのままです。スペースウェザーの記事で太字の強調は珍しいです。
ASTEROID FLYBY:
Space Weather 2013.02.15
小惑星が通過する
2月15日の午前(日本時間16日の明け方)、小惑星 2012 DA14 は、私たちの地球から約 27,500キロメートルの場所を通過する。1990年に地球に影響のある天体の観測と調査が始められて以来、このサイズの小惑星が、これほど地球に接近するのは初めてだ。
研究者たちはこの 50メートルほどの小惑星が地球の重力に影響を与えることにより地震(揺れ)活動を引き起こす可能性があると考えている。
下の図は NASA のコンピュータシミュレーションによる DA14 が地球を通過する様子だ。
小惑星 DA14は、地球に最も接近する時に8等級の星と同等程度の明るさに光ると思われる。理論上は、家庭用の望遠鏡でも観測できる明るさだ。
ただし、一般の方々が望遠鏡で観測する場合、問題となるのはその速度だ。小惑星 DA14 は、1分間に満月の幅の2倍ごとの速度で空を横切っていく。なので、この速度を望遠鏡で追跡するのはかなり難しい。しかし、経験豊富なアマチュア天文家なら、観測に成功する可能性もある。 NASA では、NASA TV( NASA のインターネットTV ) で、この小惑星の通過を中継する。
小惑星 2012 DA14 は、米国アリゾナ州にある巨大な隕石クレーターや、シベリアのツングースカ大爆発を引き起こしたと考えられる天体とほぼ同じ大きさだ。しかし、それらと違うのは、この小惑星 2012 DA14 は地球に衝突はしないということだ。仮に、揺れによって小惑星がバラバラに破壊された場合でも、地球には危険は及ばない。断片は元の小惑星の軌道に乗って移動していく。
2013年02月13日
最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸
▲ 中世の『全ての教皇に関する預言』という書にある水彩画の複製。 Wikipedia より。
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サンピエトロ聖堂に落ちた雷の感情の方向は「怒りかそれとも喜びか」
ローマ法王ベネディクト16世が退位されるそうですが、その退位の発表の後に、「ヴァチカンにあるサンピエトロ聖堂に稲妻が落ちる (VOR 2013.02.13)」というようなニュースがありましたが、その様子が YouTube にアップされています。ローマ法王が退位を発表した夜のサンピエトロ聖堂に稲妻が落ちる
ところで、上のリンクの VOR のニュースを読んでいましたら、下のような下りがありました。
ベネディクト 16世が退位の意向であることは、カトリック教徒らの間に動揺を生んだ。ある人々は退位は教会分裂の原因になると考えている。というのも、 600年前、グリゴリオ 12世の退位の後にそのようなことが起こったからだ。
また 17世紀、アイルランドの聖マラヒが行った予言、つまりベネディクト 16世が最後の法王となる、ということも懸念されている。
とあります。
まあ、ベネディクト16世は、「最後の法王」とか「その次が最後の法王」とか、いろいろと言われ続けてきたわけですが、彼の時代は、たとえば性犯罪的なことの露見も含めて、「バチカンとキリスト教の闇の部分」が露骨に暴かれた時代でもあるわけで、そういう意味では歴史的な法王だと思います。
▲ 若き日のベネディクト16世。英国のガーディアン紙より。
いずれにしても、上にある「アイルランドの聖マラヒ」という人を私は知らないですので、調べてみました。
日本語では一般的には「マラキ」と呼ばれているようです。下は Wikipedia より。
聖マラキ
聖マラキ(1094年頃 - 1148年11月2日) は、アーマー(現北アイルランド領)に生まれたカトリック聖職者であり、死後列聖された。
いわゆる聖マラキの予言で知られるが、本人との関連を裏付ける史料は見つかっていない。ベルナルドゥスがまとめた聖マラキの伝記では、彼は預言の才能をもっていたとされている。しかし、未来について具体的にどのような預言を残したのかという同時代の史料は残っていないようである。
(中略)
1590年以前の予言に比べて、それ以降の予言が格段にあいまいになっていることや、16世紀に登場したと考えないと辻褄の合わない不自然な点が複数あることから、1590年頃に作成された偽書であることは疑いないものとされている
ということで、つまり、12世紀頃の聖人の書いたとされる予言書が 16世紀に唐突に登場したということのようで、その書は偽物である可能性が高いということのようです。
ということで、基本線となる「それが本物であるかどうか」ということ自体が怪しいということになるようですが、一応、その予言書そのものを見てみましょう。予言書のタイトルは「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」というものだそうです。
全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言
以下、全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言から、概要をピックアップしてみますと、
・1143年に即位した165代ローマ教皇ケレスティヌス2世以降の、112人の歴代教皇についての予言書。
・一部の終末論者は、同予言書では111番目に当たる、2005年4月に就任したベネディクト16世の次の教皇の時にカトリック教会が崩壊すると解釈している。
というもののようで、「 ベネディクト16世の次の教皇の時にカトリック教会が崩壊する」というところが、今回のローマ法王の退位の意向を受けて、いろいろと信者の人たちが気にしているところのようです。その部分は下のような記述です。
「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇
111.オリーブの栄光 - ベネディクト16世(2005-)
ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。
先にも書きましたように、この予言書は「偽書である」という考え方が一般的であるということを念頭に置かれて下さい。しかし、「ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座する」というのは確かな感じもして、偽書としても、500年も前に書かれたものとしては大した慧眼だとは思います。
▲ 今回の法王の退位と、聖書の「ヨハネの黙示録」を結びつけて書いてあるような海外のブログも目にします。
様々な資料や予言書を読んでいるうちに気づくような気もする「現在の私たちの時間軸」
この「ベネディクト16世の次の法王でバチカンは崩壊する」といった預言というのか、そういう話のたぐいはとても多いようなのですが、そのことに言及しているものを調べていましたら、そのこととは別に、久しぶりにいろいろな「預言」のたぐいを読む中で、いろいろと思うところもありまして、そのことを少し記録として残しておこうかと思います。
読んで、やや面白かったのは、
があります。
どちらも非常に長いものですが、ノストラダムスのは予言集第二序文「アンリ2世への手紙」 対訳・注釈つきというページに、日本語訳もありましたので、わざわざ訳すこともないような気もしますが、その「アンリ二世への書簡」の最後のほう、つまり、古い世界が終わる頃のこととしてノストラダムスはアンリ二世にこのように書いています。
ノストラダムス「アンリ二世への書簡」より抜粋
予言集第二序文「アンリ2世への手紙」 対訳・注釈つきより。
恐るべき世俗の王たちの内の一人が、無垢なる聖職者たちの血を一層撒き散らして、支持者たちから称賛を浴びるでしょう。そしてこの王は教会に向けて信じがたい大罪を犯します。豪雨での雨水のように公の道や寺院を人の血が流れ、最も近い河川は血で赤くなるでしょう。別の海戦では海が赤く染まり、ある王は別の王に「海戦は海を赤く染めた」と報告するでしょう。
その同じ年と続く数年のうちに、最も酷い悪疫、先行する飢饉による最も驚異的なこと、そしてキリスト教会の最初の創設以来それほどまでのものはかつてなかった非常に大きな苦難が、ラティウム地方の全域に続けざまに起こるでしょう。
そしてケープを纏った状態の偉大な代理者は、元の地位に再び戻されるでしょう。しかし荒らされ、そして一切が放棄され、至聖所は異教徒たちに破壊される状態になり、新約聖書も旧約聖書も排斥され、焼かれます。
その後、アンテクリストが地獄の君主となるでしょう。最後にもう一度キリスト教徒の諸王国も不信心者たちの王国もみな25年間にわたって震撼するのです。より酷い戦争や戦闘があり、都市も町も城もその他の建物も、焼かれて荒らされて壊されるでしょう。
その際に純潔な乙女の多くの血が流され、人妻や未亡人は犯され、乳呑み児たちは町の壁にぶつけられて砕かれるのです。地獄の君主サタンの力を借りて余りにも多くの悪事が行われるので、ほぼ全世界が衰退し荒廃するでしょう。
これらの出来事に先だって、見かけない鳥たちが空で「ユイ、ユイ」と鳴き、しばらく後に姿を消すでしょう。
そしてそのような時代が長く続いた後に、時代は別のサトゥルヌスの治世である黄金時代へとほとんど一新されるのです。
というようなことが書かれてあるようですが、固有名詞は全然わからないながら、これを一言で現すと、「世の中はとても悪くなって、その極限まで行ったあとに良くなる」ようです。
それにしても、
> 見かけない鳥たちが空で「ユイ、ユイ」と鳴き
というのはちょっといいですね。
さて・・・上のアンリ二世への書簡の中に「夥しい血」なんていう表記がありますけれど、そういうものは歴史上の戦争で何度も流されていて、海も何度も戦争で赤く染まっていますしねえ。
▲ スティーブン・スピルバーグ監督の映画『プライベート・ライアン』より、ノルマンディ上陸作戦の際の血で染まった海の色。現場だったオマハビーチは実際に海岸線全体が血で染まっていたようです。
話はそれますが、「人間の血が流されていないのに水が赤く染まる」という出来事に関しては、過去ずいぶんと記事にしてきましたが、それはやはり、前提として、「戦争で人の血が海や川を染めてきた」という歴史があるわけで、人の血と死を意味する赤く染まった海や川というのは示唆的ではあると思ったからです。
この「赤く染まった海や川」の関係の記事はかなりあるのですが、比較的最近の過去記事のリンクを貼っておきます。
・赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
2012年09月12日
▲ 上記の記事より。2012年9月に広範囲にわたって真っ赤に染まった中国の長江。
・2012年の「赤」の意味: DNA を持たずに増殖する「赤い雨から採取された細胞」とつながる人間の赤血球
2012年11月28日
▲ 2012年11月、真っ赤に染まったオーストラリアのボンダイビーチ。
うーむ・・・もう、すでに話がいろいろとズレてきていて、今回一回だけで続いた話としてまとめるのは無理そうですので、何回かにわけます。
とはいっても、最近は毎日いろいろなことが起きますので、明日続けて書けるかどうかはわからないです。
ところで、今回は、ノストラダムスなども上のように書いている「未来感」というもののひとつとして、アーサー・コナン・ドイルの予言を書いておきたいと思います。
以前、 In Deep に書いたことがあると思っていたのですが、探してもなかったですので訳しておきます。
ここからです。
シャーロック・ホームズの産みの親の晩年の予言
コナン・ドイルは、『シャーロック・ホームズ』シリーズで有名ですが、スビリチュアルというのか、予言的な言葉も多く残しています。どうしてなのかなと思って、アーサー・コナン・ドイル - Wikipedia を見てみましたら、以下のようにありました。
晩年は、心霊学に傾倒し英国心霊現象研究協会会員となるが、科学的すぎるとして脱退。交霊会や心霊学の講演、それに関する執筆などを行ない、「心霊主義の聖パウロ」の異名を取った。
とのことで、晩年はそっち系に傾倒していたようです。
▲ アーサー・コナン・ドイル(1859年5月22日 - 1930年7月7日)。
そのコナン・ドイルは「現在の文明の変転と次の時代」について、次のように書いています。この期間は約3年だそう。
A period of natural convulsions during which a large portion of the human race will perish - Sir Arthur Conan Doyle
「人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間」
アーサー・コナン・ドイルの予言
人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間。
ひどい規模の巨大地震、そして巨大な津波が発生すると思われる。
戦争はその期間の初期の段階でのみ現れるが、これが危機の信号となるように思われる。
危機は瞬間的に訪れるだろう。
文明生活の破壊と転位は信じられないほどのものとなる。
多少の復興が続く中、短い混沌の期間があるだろう。
この激動の合計期間は概ね3年となる。
激動の中心地は地中海の東部沿岸となるだろう。
少なくとも、5つ以上の国家が完全に消滅してしまうだろう。
また、大西洋上に巨大な大陸が浮上し、アメリカとアイルランド、そして西ヨーロッパの沿岸に大きな災害を招くだろう。この際、イギリスの低地はすべて波に飲み込まれると思われる。
南太平洋でも非常に大きな変動があり、日本に近い太平洋でも大きな変動がある。
人類は、自らの精神的な存在に戻ることによってのみ、生き残ることができる。
「人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間」
アーサー・コナン・ドイルの予言
人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間。
ひどい規模の巨大地震、そして巨大な津波が発生すると思われる。
戦争はその期間の初期の段階でのみ現れるが、これが危機の信号となるように思われる。
危機は瞬間的に訪れるだろう。
文明生活の破壊と転位は信じられないほどのものとなる。
多少の復興が続く中、短い混沌の期間があるだろう。
この激動の合計期間は概ね3年となる。
激動の中心地は地中海の東部沿岸となるだろう。
少なくとも、5つ以上の国家が完全に消滅してしまうだろう。
また、大西洋上に巨大な大陸が浮上し、アメリカとアイルランド、そして西ヨーロッパの沿岸に大きな災害を招くだろう。この際、イギリスの低地はすべて波に飲み込まれると思われる。
南太平洋でも非常に大きな変動があり、日本に近い太平洋でも大きな変動がある。
人類は、自らの精神的な存在に戻ることによってのみ、生き残ることができる。
(訳者注) 今回はここまでですが、コナン・ドイルの言葉をご紹介したのには理由もあって、最近、米国のユタ大学の研究者が発表した「太平洋の地底にかつての地球を一変させた超巨大な火山があることがわかった」ということが話題となっているのですが、これは「海底のイエローストーン」とも呼べるもので、今、ユタ大学のニュースリリースを訳していますので、近いうちにご紹介できると思います。
下の図は、そのニュースリリースに掲載されていた図に、日本語を加えたものです。
Hole と書かれてあるところが多分、火山でいうところの火口のようなものにあたると思うのですが、この火山は「地球のコアにまで影響を与える」というもののようです。
オリジナルは、
・The Deep Roots of Catastrophe
にあります。
論文のタイトルは「深部のカタストロフのルーツ」というものです。
上の赤い部分が動き始めると、太平洋の光景は「一変する」可能性があるようなんですが、最近のいろいろな地殻変動を見ていると、上の図の「深部マントル層」と書かれてある赤い部分の中で、この1年間ほどいろいろな「海の異変」が起きていることに気づきます。
下の図は過去記事「インド・オーストラリアプレートの境界で急速な「海底隆起」が起きているかもしれない: NOAA のグラフが示した異常な水深変化」に載せたものですが、他にもいろいろなことが起きていますし、最近は、ソロモン諸島で大きな地震が起きています。
関係する過去記事をリンクしておきます。
・地図から消滅した南太平洋のサンディ島: 古代の超大陸が分裂したと考えられる海域の異変
2012年11月23日
・世界の7つの超巨大火山のひとつが存在するニュージーランドで起きている巨大な徴候
2012年08月14日
というわけで、話が支離滅裂になりましたが、昨年2012年の12月21日前後を起点として「世界は大きな変動の期間に入ったのかもしれない」と過去書いていた私の考え方は今も変わらず、それだけに、今回のベネディクト16世の退位についても考えるところがある次第です。
今回はここまでにしておきます。
できれば、明日続きを書きたいと思ってはおります。
2013年02月14日
蜘蛛が空から無数に舞い降り、TVからはゾンビ襲来の警告が響き渡る 2013年
▲ 元ベトナム兵士たちによる海賊テレビ局の電波ジャックでの米国政府との戦いを描いた故デニス・ホッパー主演の映画「アメリカン・ウェイ」。娯楽映画としては個人的にベスト5に入るほどお気に入りです。数日前、米国で「本当のテレビ局の電波ジャック」が起きました。
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映画のような世界に生きて
今日は、昨日の記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」の続きを書こうと思っていたんですが、途中で目にした「2つのニュース」が気になり、それらの映像などを探して、自分で編集しているうちに、もう今日一日が終えようとしているのでした。
その2つのニュースとはどんなものかというと、
・ブラジルで空から無数の蜘蛛(クモ)が降って来た
・米国のテレビで「ゾンビ襲来」の警報メッセージが流れた
というもので、どちらをとっても、いろいろな意味で私にはたまらないニュースなのです。
それぞれ、すでに多くの日本語の報道になっていますので、その報道と、私のほうで字幕を入れたり編集した動画などをアップします。
まずは「クモ」。
In Deep は、クモの話とは縁がありますし、個人的にもいろいろと書きたい部分あるのですが、雑談はあとにして、とりあえずニュースを。すでに文字に書いているので、「この黒いのは何でしょうか」と書いても仕方ないのですが、下の写真の光景の話です。
文字報道としては、以下のような感じです。
「ロシアの声」より。
ブラジルで科学者にも種別がわからない蜘蛛が「雨」として降ってくる
ロシアの声 2013.02.14
ブラジルの小都市サント・アントニオ・ダ・プラチナ( Santo Antonio da Platina )で変わった現象が起きた。地元のマスコミが「蜘蛛の雨」と報じるこの現象を町の市民エリック・レイスさんがビデオに収めた。レイスさんは帰宅途中に変わった種類の蜘蛛の群れに遭遇した。蜘蛛は電柱や電線にぴったりくっついていた。
ビデオの映像を見た研究者らも蜘蛛の種類が特定できない。
蜘蛛の動きもおかしい。普通、蜘蛛はこれだけの大きさの柱状をなさない。
もしかしたらいくつかのグループがいっせいに移動したため、こんな光景になったのかもしれない。最終的に科学者らは、今回は蜘蛛が蜘蛛としては非常に珍しく、高いレベルの社会組織を形成したのだという帰結に達したようだ。
というもので、さて、その「エリック・レイスさんが撮影したビデオ」なんですが、オリジナルは Youtube のこちらにありますが、4分と長いことなどもあり、「倍速」にしてみましたら、臨場感があり、ちょっと自分でも気に入りましたので、こちらを載せておきます。
ブラジルの空から無数のクモが舞い降りてきた(実際の倍速)
いやあ・・これは・・・(笑)。
まあ、その後に米国の WIRED の記事に、現時点での科学者の見解なども出ていて、「これは空から降って来ているのではなく、空間は蜘蛛の糸で固定されているもので、珍しい現象ではない」というようなコメントもありました。
・・・けれど・・・まあ、珍しいとは思います。
消えゆく第8領域の生命たちが選択する場所
この、クモ。
In Deep の記事で、クモ関係といえば、昨年の、
・オーストラリアで繰り広げられるクモの大発生による驚異の光景
2012年03月08日
という記事で、オーストラリアのニューサウスウェールズ州という地域で、クモが数百メートル以上にわたり、「クモの巣を張り巡らせた様子」が報道されました。
下の写真です。
この写真のまるで、絹のような地面は全部、クモの巣で、この中に無数のクモがいます。
クモには「バルーニング」といって、糸を大気の中に飛ばすことで遠くに移動するという行為があります。ふだんは、幼虫などが旅立つためにおこなうものらしいのですが、この当時、ニューサウスウェールズ州は激しい洪水に見舞われていて、その「水」から逃れるために、クモたちは巣を張り、その場にとどまっていたというニュースでした。
この時、私は、「クモはオーストラリアから逃げる気はないのだな」と認識しました。
これはオカルト的な意味では、「オーストラリアの未来の存在」という意味ともつながる話でもありますが、この意味はなかなか複雑です。それにふれているものとすると・・・たとえば、 2011年に大震災が起こった後、私は何かに取り憑かれたように毎日いろいろと書き殴り続けていたのですが、その中に、
・歓喜する第8領域の生命たち
2011年03月24日
という記事があります。
震災10日過ぎ頃の混乱した状況の中で書いていたもので、まったく内容にまとまりがないものですが(まとまりがないのは今も同じですが)、この記事の下のほうにこのような部分があります。
中世の神秘学には「第8領域」という世界が存在するようで、クモやハエといったものがそれに該当して、それらは「次の宇宙からは消えてしまう」ものなのだそうです。
だから「宇宙からの消滅」を恐れる人たちはそれらの存在を恐れるのだそうです。
中世の神秘学というのは、薔薇十字などから、あるいは、シュタイナー周辺あたりにまでつながることなのかもしれないですけれど、そういう学問の中の「宇宙の過去と未来」という概念の中の「次の未来」にはこの第8領域の生命というものは存在しないと考えられているのだそうで、代表的なものが、・クモ
・ハエ
・キノコ
なのだそう。
とりあえずキノコは置いておいて、クモとハエはいろいろな意味で気になっていました。
「いろいろ」な意味は、本当に「いろいろ」なので、その中の少しだけ書きますが、いずれにしても、上のオーストラリアのクモのニュースを見た時に、「これからも、クモがニュースになる場所を記録していこう」とは思っていました。
そんな中で、今回のブラジルで空から大量のクモが降る(実際には降ってはいないようですが)光景を見て、具体的なことではないにしても、「思うところ」はあるという感じです。
カーク船長もその後、クモと戦っていた
ちなみに、オーストラリアのほうのクモの巣で覆われた光景を見た時に「若い時に見た何かの光景を思い出す」ような気がしていたんですが、その後すぐに「それが何か」を思い出しました。
それは下の男性と関係しています。
この方は、後に「スタートレック」というタイトルになりましたが、最初は日本で「宇宙大作戦」として放映されていたテレビ番組の初代カーク船長の姿で、それを演じたウィリアム・シャトナーという米国の俳優さんです。Wikipedia を見ますと、「宇宙大作戦」の初回放映は 1966年とのことで、私がはじめて見たのは中学生くらいの時でしたから、1970年代の半ばだったと思います。
当時の北海道のそのテレビ局の誰かが好きだったのか、版権の元をとるまでは放送してやるということだったのか知らないですが、何度も何度も初回の「宇宙大作戦」は再放送されていたと記憶しています。
「宇宙大作戦」は立派な理念のドラマで、それだけに、私たちにとっては上の初代カーク船長はまったく立派な存在としか思えない人だったんですが、その後、そのウィリアム・シャトナーさんがテレビではなく、「映画」のほうで出演したものがあるんですね。
邦題が「巨大クモ軍団の襲撃」。
これがですね・・・まあ、テレビで放映されたんですね。
そして・・・これがもうもう・・・。
探してみると、同世代とおぼしき人のブログの記事がありまして、そこにこうあります。
出てくるクモの数!
それはもう、わんさかわんさか出てくるわけですね。
その量たるや、当時の映画としては破格な量でして・・・。
巨大化しなくとも、その数だけで十分に観る者を圧倒してくれる映画なんです。
で、その毒も一撃で人を殺すほどではなく、大勢で依ってたかって刺しまくり、刺された方はもう、ボッコボコになって死んじゃうわけですよ。
それがなんかもう、リアルでね。怖かったんです。
最後のトドメに、死んだあとはクモの糸でグルグル巻きですよ。
この通りの感想なんですよ。
気軽に映画の写真を載せられないようなキツいシーンが多いので載せないですが、このリンクにあるような感じです。
しかし、この映画、何より少年だった私たちにショックを与えたのは、「人間サイドがクモに負ける」
のです。
正確には覚えていないですが、結局、物語の舞台となった町はクモに占領され、人間はいなくなります。
クモに占拠されたシーンのひとつが下のようなものです。
この光景は、どうしても、(上のほうに挙げた過去記事の)オーストラリアの昨年の下の光景と視覚的に結びつくものです。
これらは「未来の宇宙には存在しない」とされる第8領域の生物たちに占拠された光景。
そういう意味で、「クモの記憶」はずっと続いている次第です。
そういえば、上に第8領域の生物として、
・クモ
・ハエ
と書きましたが、「オバマ大統領とハエの関係」というものもあります。
下の写真は、今年、オバマ大統領の2期目のスタートの議会の時のもので、米国連邦検事など主要な役職の人物を指名した時に「額にハエが止まった」オバマ大統領の写真です。
見事に「額の印」の位置に止まっていますが、これは当時のロイターでも報道されていまして、それによると、「2回目」(笑)だそうで。
2期目スタートのオバマ米大統領、額にまたハエ止まる
ロイター 2013.01.25
米ワシントンのホワイトハウスで24日、オバマ大統領が米証券取引委員会(SEC)の次期委員長らを指名した際、大統領の額にハエが止まるというハプニングが起きた。
オバマ大統領がSEC次期委員長に元連邦検事メアリー・ジョー・ホワイト氏の指名と、消費者金融保護局のリチャード・コードレイ局長の留任を発表している最中に、ハエは大統領の頭部付近を飛び回り、額の真ん中に止まった。大統領はハエを捕らえようとしたが失敗。「邪魔なやつだ」と職員の方へ目をやった。
オバマ大統領は2009年にも、テレビのインタビュー収録中にハエに邪魔されたことがある。その時は見事に仕留め、動物保護団体から抗議を受けた。
このハエのニュースは、ちょっとこう・・・何とも論じることのできないニュースで(苦笑)、こういうこともありましたということだけで、次に行きます。
次はゾンビの話です(ああ、まったく映画の中みたいな現実だ)。
2012年からくすぶるゾンビ騒動は新たな局面に
クモのことで長くなりすぎましたので、こちらは短めに。
まずこれは文字のニュースをご紹介します。ロイターのものです。
米国で「ゾンビ襲来」の緊急警報
ハッカーがシステム侵入
ロイター 2013.02.14
米国で緊急警報システム(EAS)にハッカーが侵入し「ゾンビ襲来」を警告するいたずらメッセージを流した事件について、被害を受けた放送局は13日、メッセージ発信に使用する機器のパスワードを、あらかじめ設定されていたものから変更していなかったことを明らかにした。
事件は11日に発生。ミシガン州の放送事業者協会によると、被害はミシガン州の2局のほか、カリフォルニア、モンタナ、ニューメキシコ各州でも確認されたという。
米連邦通信委員会(FCC)は12日、EASを運用するテレビ局に対し、発信に使用する機器のパスワードを急きょ変更するよう指示した。
モンタナ州のEASでは11日、「死者が墓地から起き上がり市民を襲っているとの報告を受けました」と男性の声でメッセージが流され、ゾンビに近づいたり捕まえたりしないよう警告した。
ハッカーが流したメッセージの内容は無害とされる一方、EASに容易にアクセスできたことから、内容によってはハッカーが大きな被害を与えることが可能だったことが明らかになった。
というものですが、その光景に日本語と英語の字幕を入れてました。
音声は大体 20秒くらいのところから始まります。
米国テレビで「ゾンビ襲来」の緊急速報(日本語・英語字幕)
このメッセージは、少し昔の映画とかが好きな人ならたまらないと思います。
いわゆる最初の「ゾンビ」というタイトルの映画で公開された、ジョージ・A・ロメロ監督の1978年の「 Dawn of the Dead 」は、テレビ局内のシーンから始まるのですが、そこのテレビ放映内で流されている内容とよく似ていて、上のを見ながら、
「ああ、こんな感じ、こんな感じ」
と、思い出していました。
映画「ゾンビ」では、当然ながら、テレビは緊急放送のみとなっていて、通常番組はすでに存在しないのですが、それでもテレビ曲は視聴率のために、「存在しない保護施設のテロップ」などを流し続けます。
そして、この「ゾンビ騒動」というキーワードも、クモと同様に昨年から続いているものです。
関係する過去記事として、ゾンビ発言をしたオーストラリアの首相の記事と、米国で頻発した「ゾンビ騒動」を取り上げたふたつの記事をリンクしておきます。
・オーストラリア首相が「世界滅亡の日が近づいています。マヤ暦が正しいことが証明されるのです」と国民に宣言・・・という謎のニュース
2012年12月06日
・「人魚はいない。ゾンビはいない」: 公式発表の異常さが際立つアメリカの連邦機関
2012年07月07日
▲ オーストラリアのジュリア・ギラード首相の演説 より。
地球に幸あれ。
ところで、一番上に載せた写真の「アメリカン・ウェイ」という電波ジャックの内容の映画について、1年くらい前の「クレアなひととき」のこちらの記事で書いていたことに気づきました。
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